IoT時代を支えるキーワード、「MQTT」と「分散KVS」


2020年には500億のモノとインターネットがつながる、IoT、M2M時代がやってくる

スマートフォンの爆発的な普及とビックデータ活用の波に乗って、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、M2M(Machine to Machine:機器間通信)の時代が、やってきます。

2015年現在、インターネットに接続できるモノは、ここまで多様化しています。

-PC、携帯、スマートフォン
-ウェアラブル端末、各種家電
-産業機械、車輛
-監視カメラ、セキュリティ装置
-工場、発電設備
-農業プラント/センサー
-インフラ施設/センサー
-製造物、農作物

2020年までに250億~500億のモノとモノが相互接続した世界が実現すると想定され、IoT、M2Mは、600兆円を超える壮大な市場規模を秘めていると言われています。

ソリューション紹介

 

IoTの潮流

IoTの潮流は、次のような記事からも、おわかりいただけるかと思います

『ヤフーがIoT領域に参入――2015年春に“IoT向けのBaaS”を提供』
http://jp.techcrunch.com/2014/12/04/jp20141204yahoo-iot/

『インテル、切手サイズの無線搭載コンピュータ「Edison」を25日発売』
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20141015_671316.html

『ポーランドのSeed Labsが超簡単なIoTチップを開発…IoTのカンタン化だ』
http://jp.techcrunch.com/2014/09/13/20140912seed-is-creating-a-truly-idiot-proof-internet-of-things/

『IoTデバイスは、2020年には250億に:米ガートナー調査』
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1411/14/news139.html

『Ericsson 、2020年にネット端末500億台を目指す』
http://news.mynavi.jp/articles/2011/05/18/ericsson/

 

IoT時代のネットワークの課題

IoT、M2M時代をサーバ側から捉えると、デバイスの数と通信量が膨大になることで、サーバ側の負荷もケタ違いに増大すると想定されます。IoTのサービスやアプリケーションが充実すればするほど、サーバがボトルネックに陥る可能性は高くなります。

そして見えてくるのは、次のような課題です。

 

「大量のデバイスが発信する膨大なリクエストを、どのようにサーバへ届けて、どのようにリアルタイムで高速に処理するか?」

 

かもめエンジニアリングでは、「250~500億デバイスからの膨大なリクエストに対する、高速でリアルタイムな処理」という点から、ふたつのテクノロジーに注目しています。

ひとつ目は、IoT、M2M時代の軽量プロトコル「MQTT」(Message Queueing Telemetry Transport :エムキュウティティー)です。「MQTT」は、軽量のパブリッシュ/サブスクライブ型プロトコルです。

ふたつ目は、サーバ(センター)側での「分散KVS」(Key Value Store:キーバリューストア/ケイブイエス)の利用です。500億台からの膨大なリクエストを処理するには従来の(RDB(Relational DataBase :リレーショナルデータベース)に代わる高い性能をもった「分散KVS」の活用が注目されています。

ソリューション紹介

 

軽量プロトコル「MQTT」の処理を、分散KVSで高速化

IoT時代のプロトコルの主役と言われている「MQTT」。しかし、センター集中型のMQTTのアーキテクチャーにおいては、サーバは大量のリクエストを高速に処理する必要があります。

ここに、高速KVSエンジンのKFEPを導入することで、秒間10万件以上の処理を可能にします。

KFEPの活用例

http://codezine.jp/article/detail/8000 を参考に当社で作成

 

  MQTTとは  

 

MQTTと分散KVS

 

  KFEPとは  

 

デバイス間の直接通信をサポートする「KAMOME IoT Connect」

一方、デバイス同士が直接通信したほうが望ましいケースもあります。しかし、多段階NATなど接続しにくい環境もあり、技術的に難しい場合が多いなど課題もあります。

このような課題を解決するのが「KAMOME IoT Connect」です。独自の特許技術により、デバイス間の直接通信をサポートします。

KAMOME IoT Connect