KFEPとは「超高速 分散KVSエンジン」/なぜ今、分散KVSなのか
分散KVSとは
- データの保存・管理手法の一つで、任意の保存したい「データ(バリュー)」に対し、
対応する一意の「キー」を設定し、これらをペアで保存する方式です。 - データの読み出し時は、キーを指定して対応するデータを得ます。
- 複数のサーバや記憶装置などに分散してデータを保存できる機能を持ったものは「分散KVS」(distributed KVS)と呼ばれています。
KFEPとは
- 超高速の分散KVS型エンジンです。
「従来のRDBMSでは、クラウドやビッグデータに対応できない。」
- グーグルでは、「bigtable」という独自の分散KVSを利用して、合計で数PB(ペタバイト)に達する天文学的規模のデータを、全世界36カ所以上のデータセンターに配置された数万~数十万台のサーバに分散して格納しています。これにより、グーグルの各種サービスの圧倒的なスケーラビリティと高可用性を低コストで実現しています。
- 例えばAmazonでは、大規模データ管理用の分散KVSとして「Amazon Dynamo」を開発して同社のサービス実装に用いているほか、その機能を外部向けサービスとして一般公開しています。
日本でも、大量のデータ、大量のリクエストを扱う企業では、分散KVSの採用が主流に。
- 例えば、楽天では独自に開発した分散KVSを活用し、大量のデータ処理を実現しています。
- パソコンとモバイル機器両方の大量のアクセス履歴を統合して表示させるために高速にデータを処理する必要があったため、分散KVSを利用したということです。
引用元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090827/336115/
金融機関でも、「脱RDBMS」
- 金融基幹でも、「脱RDBMS」が進んでいます。
- メットライフ生命では、70以上の既存のRDBMSに拡散した大量の顧客情報を、NoSQLで統合管理しました。
- さらに、今後のスケールアウトにも対応できるようになりました。
引用元:http://www.slideshare.net/tetsutarowatanabe/mongodb-32964238
大手通信会社の大規模認証も、分散KVSで
- 国内の大手キャリアにおいても、数千万ユーザからの認証要求を高速に処理するため、分散KVSを活用しています。
今まさに注目されている、「IoT」。ここでも分散KVSが必要不可欠。
※http://codezine.jp/article/detail/8000 を参考に、当社で作成