【7/30 Diameter勉強会】6 スモールスタートが難しいPCRF対応の海外製品
【Q】
PCRF(ポリシーおよび課金ルール機能)の課題とは何か?
【A】
さきほどもご案内したとおり、Diameterは、OCS/OFCS(オンライン/オフライン課金システム)とPCRF(ポリシーおよび課金ルール機能)を実現できるプロトコルです。
現在、DiameterでPCRFを実現する製品は、海外製品が主流であり、海外製品には、次のような課題が考えられます。
-高額になりやすい
最近は格安になってきたと言われるが、それでも“億”単位となる ケースも少なくない。
-国内に開発拠点がない
独自サービスの仕様を実現することが困難。できたとしても時間とコストがかかる。
-選択肢が少ない
スモールスタートなどの柔軟な対応がしにくい。
スモールスタートが難しいことは、新規にネットワークサービスを構築する通信事業者にとっては大きな負担となります。
また、Diameterは、いずれにしてもカスタマイズが必要になりますので、独自のネットワークサービスを構築するためには、海外に拠点を置く製品の場合はコミュニケーションの問題が発生しやすく、高額なカスタマイズ料金が発生するといった可能性もあります。