【7/30 Diameter勉強会】2 PCRF(ポリシーおよび課金ルール機能)を実現
【Q】Diameterの用途は?
【A】
Diameterの用途は、RADIUSの代替としての認証プロトコル、というだけにとどまりません。
標準化団体3GPP (3G、LTE、LTE-Advancedの標準化プロジェクト)において、Diameterは、次のような通信制御の領域で 標準仕様として規定されています。
-PCRF(Policy and Charging Rule Function=ポリシーおよび課金ルール機能)
-OCS (Online Charging System=オンライン課金システム)
-OFCS(Offline Charging System=オフライン課金システム)
通信制御とは、プロトコルで、ホストコンピュータや相手システム、中継装置との通信を実現するための機能です。OCS(オンライン課金システム)またはOFCS(オフライン課金システム)でユーザの通信状況を把握し、PCRF(ポリシーおよび課金ルール機能)によって、最適な通信ルールを適用します。
Diameterには、従来RADIUSが担ってきた認証の分野にとどまらず、PCRF、OCS、OFCSを実現するための高度な通信制御機能も備わっているのです。