【明日の認証会議】5 イントロダクション≫通信障害がもたらす本当の弊害とは?
2014年7月4日に開催された「明日の認証会議」セミナーの概要を、シリーズでお伝えしています。
テーマ:社会インフラ的大規模サービスを支える今の認証技術 / 事例と次世代Diameter
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事故が発生すると、被害をこうむるのはコストと信用
「認証に問題が発生すると、どうなるのか? 過去の通信障害事例から、その後に起こりうる展開をシュミレーションしてみます。」
「たとえば、大手通信キャリア様でデータ通信サービスが利用できなくなったり、携帯電話がつながりにくくなったりする問題が発生すると、何万人、何十万人規模でトラブルに巻き込まれることになります。」
「問題を解決するためにシステムを拡張できる場合はまだしも、拡張性のないシステムでは、システムを分離して、別建てで拡張する必要があります。さらにライセンス費用、再構築費用、移行費用などが別途必要となります。現場も、利益が出にくくなってくることでしょう。最終的には、エンドユーザーと総務省の怒りを買うことになります。」
「認証に問題が発生すると、コストがかさむだけでは済みません。本当の弊害は、信用問題です。事故は、企業の信用にダイレクトに影響を及ぼすことになります。」