【明日の認証会議】4 イントロダクション≫認証の観点から見た、最適な構成とは?
2014年7月4日に開催された「明日の認証会議」セミナーの概要を、シリーズでお伝えしています。
テーマ:社会インフラ的大規模サービスを支える今の認証技術 / 事例と次世代Diameter
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最小規模の最小構成が、最大規模での最適構成
「『入口』『接点』である認証を軽んじてしまうと、インフラ自体、サービスそのものにも後々影響を及ぼす可能性があります。ですから、私たちは、現在から将来までを見通した最適な構成について考察していただくことをおすすめしています。」
「とはいえ、認証基盤に限らず、システム導入時によく言われるのは、『性能はそこそこでいい。ただし、コストは最小にしてほしい。』という要望ではないでしょうか。」
「構成や性能ではなく、コストを重視すると、結果としてレガシーな商品が採用されることになります。図表に示した一般的な構成では、近い将来の成長を迎えたときに、性能、安定性、拡張性において、ボトルネックを仕込んでしまう可能性があります。」
「認証では、『最小規模の最小コスト』ではなく、『最小規模の最小構成が、最大規模での最適構成になる』ことが最適ではないかと考えています。」
「つまりスマートスタート時のシステム構成のまま拡張か可能であるということです。この方法が使いやすさ、運用のしやすさ、コストパフォーマンスを考えた上での最適な方法だと考えます。」