【Diameter vs RADIUS】3.「同時接続数」
ユーザー認証、課金情報管理のための新世代プロトコルDiameter(ダイアメーター)の機能を、先代プロトコルRADIUSと比較しながらご紹介します。
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プロトコルの処理能力
同時接続数とは、同時にサーバやシステムに接続できる処理能力の数を指します。サーバーは、リクエストを受けて処理をして応答を返します。その作業を行っている間に、さらに、別のリクエストが来て処理を実行します。この処理から応答の一連のタクスを、同時に何件こなせるかという数です。「限界同時接続数」と呼ばれることもあります。つまりプロトコルの処理能力を図る指標といえます。
この接続数、RADIUSの256に対して、Diameterでは理論上、40億以上の接続が可能となっています。この圧倒的な数値の違いは、Diameterの拡張性から来るものです。