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【Diameter vs RADIUS】2-2.「トランスポートのセキュリティ」


ユーザー認証、課金情報管理のための新世代プロトコルDiameter(ダイアメーター)の機能を、先代プロトコルRADIUSと比較しながらご紹介します。

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暗号化必須の時代

RADIUSが主流だった時代には、通信する相手が限られていました。通信業者とサーバー間の接続認証という閉じられた世界のなかで使われている分には、暗号化機能を持たないRADIUSでも問題はなかったのです。

近年、爆発的な端末の増加によって多くの企業や組織が連携して動くようになったことで、認証サーバーのデータという機密情報が、ネットワーク上を飛び交うようになりました。

会社間、組織間などファイアーウォールを超えた連携が必要な現代だからこそ、暗号化機能を搭載したDiameterが求められるようになってきたのです。