【Diameterとは?】1 通信革命を救う“遅れてきた大物スター”
スマートフォン、タブレットなどモバイル機器の急速な普及は、通信業界に革命的な変革をもたらしています。LTE通信の大容量化、MVNO(仮想移動体通信事業者)の増加に伴い、より高性能な通信制御のニーズが高まっているのです。
この変化に、これまでネットワーク接続認証プロトコルのグローバル・スタンダードだったRADIUS(ラディウス=半径)の限界がみえてきました。そして、RADIUSの次世代プロトコルとして注目を集めているのが、Diameter(ダイアメーター=直径)です。
Diameterが開発されたのは2003年。開発から10年以上の時を経た2014年現在、再評価されているにはわけがあります。
これまでのようなネットワークの利用状況では、Diameterはハイスペックすぎたのです。しかし時代がDiameterに追いついたともいえる今、改めてスポットライトを浴びることになりました。Diameterは“遅れてきた大物スター”なのです。