ECサイト/Webサービス成功の鍵を握る、認証の課題。
SUMMARY
- 認証の仕組みを厚くすることで、ECサイト/Webサービス顧客の利便性や満足度は断然アップする。
- ソーシャルログインは、顧客にも事業者にもメリットがある。
- 複数サイトの会員情報を統合することで、新たなビジネスの展開を見込める。
かもめエンジニアリングは、特許技術を搭載した分散KVS「KFEP(ケイフェップ)」を活用した統合認証基盤を提供しており、安定した大規模認証が求められる通信業界の認証システムにおいて業界トップクラスの導入実績があります。
今回は、大規模認証で実績を出してきたかもめエンジニアリングが、ECサイト/Webサービス成功の鍵を握る認証の課題と対応をご紹介します。
ECサイト/Webサービスにおける認証の課題と対応。
ECサイト/Webサービスは、B to Cサービスであることがほとんどです。つまり、顧客の利便性をおろそかにすることはできません。
認証の仕組みを厚くすることで、顧客の利便性や満足度は断然アップします。言い換えると、これらの認証の対応をすることが、ECサイト/Webサービス成功の鍵を握るともいえます。
●セキュリティの強化
「パスワードリスト攻撃」など不正アクセスへの対応から、ワンタイムパスワードをはじめとした多要素認証の導入が普及しています。
オープンソースのシングルサインオンソフトOpenAMは、OATH、Yubikeyのワンタイムパスワードにも対応しています。
●ソーシャルログイン
自社サイトでの会員登録時に、FacebookやTwitterなどのアカウント情報でのログインを可能にするソーシャルログインは、顧客にとっては利便性があり、事業者にとっては会員増が望める仕組みです。年々、利用が拡大しています。
●会員情報の統合とシングルサインオン
ECサイト/Webサービス事業者は、公式サイトとSNSサイトと言ったように複数のサイトを運営しているケースが一般的です。サイトの集客には、Facebookなどの膨大な会員数を誇るSNSから誘導する仕組みづくりがデフォルトとなっているからです。このように複数サイトを運営している場合、複数のサイトの会員情報を統合すると、業務が効率化されます。
また自社サイトのシングルサインオンは、利用者が複数回会員登録をする手間を省き顧客の利用満足度を向上させるばかりでなく、CRMを強化することで製品やサービスを横断した新しいビジネスやライフスタイルの提案を行ったりすることもできます。
認証の仕組みを作るためのOAuth、OpenID Connectへの対応。
これらの仕組みを構築するための認証プロトコルであるOAuth、OpenID Connectへの対応は、次の表をご参照ください。