大量のリクエストを高速に処理する、分散KVSエンジン「KFEP」デモンストレーション 2-2
SUMMARY
- 分散KVSエンジン「KFEP」単体では、秒間で約2万2000件(=22Kパケット/30メガバイト)の処理性能がある
- 分散KVSエンジン「KFEP」は、冗長性を高めるため複数ノードに高速にデータを同期する
- 分散KVSエンジン「KFEP」の処理性能は、稼動台数(ノード数)にほぼ比例して向上する
かもめエンジニアリングの高速な分散KVSエンジン「KFEP」(ケイフェップ)は、サーバの増設やデータ同期が容易で、大量のリクエストを高速に処理します。現在、大手通信業における数千万ユーザの認証をはじめ、幅広い用途でご活用いただいている「KFEP」の実力をお伝えするため、デモンストレーションの模様をご紹介します。
デモ(1)秒間2万2000件の単体動作におけるKFEPの処理性能
分散KVSエンジン「KFEP」サーバ1台を同期なしでフル稼働させた場合、秒間でどのぐらいのパケットを処理できるかについて、ご紹介します。
デモンストレーションでは、1秒間で約2万2000件(=22Kパケット/30メガバイト)の処理性能が、ご確認いただけると思います。
デモ(2)2台構成でも瞬時に同期されるKFEPの処理性能
分散KVSエンジン「KFEP」の2冗長の構成に対して、「KFEP」1台にだけパケットを送った後の同期性能をご確認いだたきます。
分散KVSエンジン「KFEP」は、事前に100万件のユーザ情報が入っており、アカウンティングのセッション情報も入っています。
デモンストレーションでは、1台にだけパケットを送っても、パケットを送っていない分散KVSエンジン「KFEP」に対しても1台目と同じセッション情報が入り、同期されていることがご確認いただけます。
デモ(3)処理性能が、稼動台数(ノード数)に比例して向上する複数台構成におけるKFEPの性能
パケットシュミレータ10台が、分散KVSエンジン「KFEP」9台に対してパケットを飛ばして負荷をかけます。複数台の間で同期させたときの「KFEP」の性能についてご確認いただきます。
パケットシュミレータからリクエストを受けた分散KVSエンジン「KFEP」1は、担当する「KFEP」サーバを決め、担当サーバに同期をかけます。そこから戻ってきたものを受け取った上で、パケットシュミレータに対して応答します。
デモンストレーションでは、10台2冗長の設定で、7~8万件のパケットを処理をしている状況がおわかりいただけます。同期側では、3万件ぐらいの処理がなされています。
処理性能は、1台から2台への増加時には同期処理のオーバーヘッドのため処理性能が若干落ちますが、それ以上に台数を増やした場合は、稼動台数(ノード数)にほぼ比例して向上することがおわかりいただけると思います。
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