【7/30 Diameter勉強会】5 NTTドコモ網を利用したMVNOサービスでの事例
【Q】Diameter(ダイアメーター)の事例は?
【A】
IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)では、LTEによる高速大容量化対策として、通信制御にDiameterを採用しています。
Diameter上で動作しているのが、Gx(速度などの通信ルールの管理)とGy (クーポンなどの通信量の管理)です。
Gx、Gyは、ユーザの通信をリアルタイムに制御するための3GPPで規定されたインタフェースであり、同社では、NTTドコモ網を利用したMVNOサービスにおいて、Gx、Gyを実装しています。
この実装によって、次のような効果が生まれています。
-公正な利用の推進(一部のお客様によって帯域が占有される事態を回避)
-プリペイド型料金プランの実現(Gyによって通信量をリアルタイムに把握)
-継続的な接続性の提供(通信量を超過した際に切断させるのではなく、Gxでの速度制限を併用)