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【Diameter vs RADIUS】8「フェイル・オーバー」


ユーザー認証、課金情報管理の新世代プロトコルDiameter(ダイアメーター)の機能を、先代プロトコルRADIUSと比較しながらご紹介します。

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障害発生時に、代替サーバーへのスムーズな移行

フェイル・オーバーとは、ひとつのサーバーに障害が発生した時点で、そのタスクを代替サーバーへ引き継ぐ機能です。障害が発生したサーバーの処理とデータが、迅速に代替サーバーに引き継がれるため、障害による影響を受けることがありません。

これは、RADIUSには存在しなかった機能で、RADIUSでは各サーバープリケーションが独自に行っていました。複数台の代替サーバーの多くが障害を抱えている場合は、応答まで時間がかかることも少なくありませんでした。

一方Diameterでは、迅速にサーバーの切り替えを実行します。DiameterのトランスポートであるTCP、SCTPは、いずれも相手サーバーとの接続を確認してからデータ送信を行うため、効果的なフェイル・オーバーが可能です。