【Diameter vs RADIUS】6「通信の向き」
ユーザー認証、課金情報管理の新世代プロトコルDiameter(ダイアメーター)の機能を、先代プロトコルRADIUSと比較しながらご紹介します。
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双方向通信で、動的にユーザーを管理。
RADIUSの通信の向きはクライアントからサーバーへの単一方向のみであるのに対して、Diameterでは、クライアントからサーバーだけでなく、サーバーからクライアントへも双方向にリクエストを送ることができます。
サーバー側から要求を送信できないRADIUSでは、承認の取り消しや割り当ての解除、利用者回線の切断を行うことができません。
その点、Diameterでは、
利用者を特定して特定の回線に対する切断の要求や、特定の利用者の再認証、承認などのリクエストを送ることが可能となります。
このようなユーザーの動的な管理は、双方向の通信が可能なDiameterならではの機能です。