大量のリクエストを高速に処理する、分散KVSエンジン「KFEP」デモンストレーション 2-1
SUMMARY
- 認証システムのサーバダウンは、大きな機会損失につながる
- 分散KVSエンジン「KFEP」は、高速の処理能力で安定した認証システムをつくる
- 分散KVSエンジン「KFEP」は、低スペックなマシンでも、その威力を発揮する
かもめエンジニアリングの高速な分散KVSエンジン「KFEP」(ケイフェップ)は、サーバの増設やデータ同期が容易で、大量のリクエストを高速に処理します。現在、大手通信業における数千万ユーザの認証をはじめ、幅広い用途でご活用いただいている「KFEP」の実力をお伝えするため、デモンストレーションの模様をご紹介します。
ビジネスチャンスを逃さない、分散KVSエンジン「KFEP」の性能
デモンストレーションの内容をご紹介する前に、分散KVSエンジン「KFEP」の性能について、改めてご紹介します。
スマートフォン、パソコンから、パスワードを入れてユーザ情報を照合する認証システムでは、アクセス集中時の性能劣化は命とりです。システムダウンの危険性をはらんでいるからです。
急速にユーザ数が拡大する可能性を含んだB to CのITサービスにおいて、せっかく人気を呼ぶITサービスを作り上げたとたんに発生する認証システムのダウンは、大きな機会損失につながります。
認証システムにつきまとう、この不安定さを取り除くことができるのが、KVSエンジン「KFEP」です。
通常の認証システムでは、1 秒間に100~1000件の処理が限界といわれてるなか、分散KVSエンジン「KFEP」なら、複数台並べることで、1秒間に10万件に近い処理能力を発揮します。
デモンストレーション環境
それでは、分散KVSエンジン「KFEP」のデモンストレーション環境についてご説明します。
デモンストレーションにあたって、負荷をかける側のパケットシュミレータ(10台)と分散KVSエンジン「KFEP」サーバ(9台)を、図表のように用意しました。
パケットシュミレータは、RADIUSサーバとして動作させています。
分散KVSエンジン「KFEP」は特別なカスタマイズをしていない「ベーシック」版を用い、2台構成以上の場合は2冗長として設定しています。
デモンストレーションですので、CPU含めて極めて一般的なスペックになります。
本番環境においても、分散KVSエンジン「KFEP」を搭載するマシンは高機能なものに限らず、低スペックなものでも問題ありません。
なおパケットシュミレータに対しては、10万種類のパケットを生成しています。
分散KVSエンジン「KFEP」には、あらかじめ100万件のデータを読み込ませています。
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