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次世代ネットワークサービスを知るための【Diameter勉強会】  2-2

Diameter最新情報

SUMMARY

  • DiameterでPCRFを実現するための海外製品は、現状としてスモールスタートが難しい
  • かもめのDiameterシリーズは、スモールスタート、低コストを実現するソリューション
  • データ移行には、ストレスなくシステムを移行できるDiameterコンバータもある

 

 

かもめエンジニアリング株式会社では、高度な通信制御を行うプロトコル、Diameter(ダイアメーター)に関する勉強会を定期的に開催しています。Diameterの基本情報からネッワーク認証サービスの最新動向までを網羅した会の模様を、2回シリーズでご紹介します。

 

スモールスタートが難しいPCRF対応の海外製品

 

【Q】PCRF(ポリシーおよび課金ルール機能)の課題とは何か?

【A】

Diameterは、OCS/OFCS(オンライン/オフライン課金システム)とPCRF(ポリシーおよび課金ルール機能)を実現するプロトコルです。現在、DiameterでPCRFを実現する製品は、海外製品が主流であり、海外製品には、次のような課題が考えられます。

-高額になりやすい

最近は格安になってきたと言われるが、それでも“億”単位となる ケースも少なくない。

-国内に開発拠点がない

独自サービスの仕様を実現することが困難。できたとしても時間とコストがかかる。

-選択肢が少ない

スモールスタートなどの柔軟な対応がしにくい。

なかでも、いちばんのポイントとなるのは、スモールスタートが難しいという点ではないでしょうか?

開発前に必要だと思われる機能をすべて詰め込んだプロダクトを作ってリリースする手法に対して、スモールスタートによる開発は、コアとなる機能を絞ってプロトタイプに近いものをまずリリースしてから、その後、必要に応じて機能を追加していきます。この手法では、機能やサービスを限定して小規模に展開することでマーケティング・リサーチの役割もかね、その後の需要の増大に応じて順次規模を拡大させていくことができます。

スモールスタートは、すべてのITサービスに適用できる考え方ですが、ことに新規にネットワークサービスを構築する機会が多い通信事業者にとっては、大切なポイントです。スモールスタートができないと、事業を急速に拡大したい時にコストが足かせとなってしまうからです。

 

 

スモールスタートを可能にする、かもめのDiameterシリーズ

 

【Q】Diameterの通信制御機能をスモールスタートさせたい場合の、ソリューションは?

【A】

かもめエンジニアリングでは、スモールスタート可能な2種類のDiameterシリーズをご用意しています。

-Diameterサーバ 「KFEP(ケイフェップ)-DS」

PCRF、OCS をカバーした Diameterサーバソフトウェア

•Gx、Gy、Sy、STa、SWa などに柔軟に対応

-RADIUS-Diameterコンバートツール「KFEP(ケイフェップ)-TR」

Diameterの入替え/移行に最適な コンバートツール

 

 

業界トップクラスの実績でスモールスタートを可能にするDiameterサーバ 「KFEP-DS」

 

【Q】「KFEPケイフェップ-DS」の特徴とは?

【A】

かもめのDiameterソリューションその1、「KFEP(ケイフェップ)-DS」について、詳しくご説明します。

分散KVSエンジンを活用し、日本における大手通信業者の認証基盤で業界トップクラスの導入実績を誇る「KFEP(ケイフェップ)」をエンジンとして使用した、Diameterサーバです。

KFEPは、単体でもサーバ1台につき秒間1万リクエスト以上の処理性能を誇りますが、サーバを増設しても、トランザクション量に応じてシステムの処理能力を向上させることができます。

とくに次のような事業者様に、最適な環境をご用意できます。

-スモールスタートもスケールアウトも可能なPCRFとOCSを必要とする通信サービス事業者様

-RADIUSプロトコルをDiameterプロトコルに移行/統合したい通信サービス事業者様

-ネットワーク内のAAA対応プロトコルをDiameterプロトコルに移行/統合したい 通信サービス事業者様

 

 

ストレスなくシステムを移行するDiameterコンバータ「KFEP-TR」

 

【Q】他システムからの移行には、どのようなツールがあるのか?

【A】

かもめのDiameterソリューションその2、「KFEP(ケイフェップ)-TR」について、詳しくご説明します。

「KFEP(ケイフェップ)-TR」は、システムの入替や移行に最適な コンバートツールです。次の3種類の移行を実現します。

-RADIUS → Diameter

-Diameter → RADIUS

-Diameter → Diameter

※3GPPの STa、SWa に対応

とくに、RADIUSプロトコル から Diameterプロトコルへの円滑な移行を必要とする ネットワークサービス事業者様などに、最適な環境をご提供できると思います。

Diameter最新情報

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国際特許を取得したエンジンで、スモールスタートはもとより、高性能と低コストを実現

 

【Q】Diameterサーバ 「KFEP-DS」、Diameterコンバータ「KFEP-TR」のメリットは?

【A】

「KFEP-DS」「KFEP-TR」の特徴を挙げます。

-国際特許も取得した運用実績が高いKFEPエンジンを採用

-海外製品に比べて導入/移行、運用、拡張費用の大幅なコストダウンが可能

-開発スタート時から、開発ベンダーが緊密にコミュニケーションできる安心の国産

-スモールスタートも、スケールアウトも、機能拡張も、柔軟に対応

-仮想環境やクラウドサービス上の稼働も可能です。

「KFEP-DS」「KFEP-TR」のいちばんの特徴は、自社で独自で開発した分散KVSエンジンをベースにしたKFEPを採用しているところです。KFEPによって、システムに柔軟性が出るともに、無駄を排除して大幅なコストダウンを可能にし、高性能かつ拡張性に優れた通信制御を実現します。スモールスタートには欠かせない柔軟性を備えているということです。

このほか、実際の運用を支援するための配信モジュールや監視ツールも合わせてご提案しています。

 

Diameterの導入支援や移行支援については、こちらへ

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